【世界遺産アーカイブ】エディンバラの旧市街と新市街

スコットランドの首都に位置する「エディンバラの旧市街と新市街」は、中世の面影を残す迷路のような旧市街と、18世紀以降の計画的な都市開発による新市街が共存する、世界でも類を見ない景観を誇ります。

エディンバラの旧市街と新市街

スコットランドの首都エディンバラの中心部に位置するこの遺産は、中世の面影を色濃く残す「旧市街」と、18世紀以降に計画的に建設された新古典主義様式の「新市街」という、対照的な二つの都市景観が共存している点が特徴です。旧市街はエディンバラ城を中心に迷路のような路地(クローズ)が広がり、新市街は整然としたグリッド状の街並みが美しい、ヨーロッパでも有数の都市景観を誇ります。

エディンバラの旧市街と新市街
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構成資産 / 登録地点
エディンバラ城スコットランド エディンバラ キャッスル・ヒル EH1 2NG
ホーリールード宮殿スコットランド エディンバラ カノンゲート EH8 8DX
ロイヤル・マイルスコットランド エディンバラ ロイヤル・マイル
ii
文化遺産

建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値観の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

登録理由

評価ポイント: 18世紀から19世紀にかけて建設された新市街の都市計画が、ヨーロッパ全体の都市デザインに大きな影響を与えたこと。
ジェームズ・クレイグ が設計した 新市街(ニュータウン) は、新古典主義 に基づく整然とした格子状の街並みを持ち、当時の「理想的な都市モデル」とされました。
この「機能性と美観の両立」という考え方は、その後の ヨーロッパ 各地の都市開発において標準的な指針となりました。

iv
文化遺産

歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。

登録理由

評価ポイント: 中世の面影を色濃く残す旧市街と、近代の計画都市である新市街が共存し、ヨーロッパの都市発展の歴史を視覚的に証明していること。
断崖絶壁にそびえる エディンバラ城 を中心とした 旧市街 は、防衛を目的とした過密な中世都市の典型です。
一方で、そこから谷を隔てた北側に広がる新市街は、啓蒙主義 の時代背景を反映した開放的で理性的な空間です。
この「対照的な2つの顔」が一つの都市の中に保存されていることが、人類の歴史における大きな転換点を象徴する例として認められました。

参考資料・出典

Old and New Towns of Edinburgh - UNESCO World Heritage Centre

Royal Week - The Royal Family

Historic Environment Scotland - Historic Environment Scotland

Edinburgh World Heritage - Edinburgh World Heritage